学会用の顔写真

必要に応じて,“フル解像度の顔写真(720ppi,4cm×2inch)”をダウンロードしてお使いください. この写真の作成過程は,以下の通り.

まず撮影

デジカメで撮影した画像(下図)の解像度は2400×1800pixels. 背景が白すぎて,顔が暗く写っている.

切り出し


必要部分を切り出す. 米国のパスポート写真は,2inch×2inchが目安. IEEE CG&Aに掲載されているものを見てみると,正方形でもないし,非常に中途半端な縦横比になっていて悩まされる. 結論として,どうも4cm×2inchというサイズになっているようだ. やや高めの解像度で720 pixel/inchとすると,1134×1440pixelsの解像度が必要になる. 顔の輪郭位置を計測し,顔が中央に来るように切り抜いた結果が,右図.

各種補正

以下の処理はPhotoshopの出番. まず,立っている髪を消す. 人物領域だけを切り出して,輝度を上げる(下図中央). 人物領域の境界付近は,半透明になっている. これとは別に,画面全体に対して,上から下に向けて明るくなるようなグラデーションをかける(下図右). この2つを重ね合わせて,カラー写真のできあがり(下図左). レイヤ処理後に重ねあわせる場合,領域境界を半透明にしておくのがコツ. 単調な背景に対して,グラデーションをかけるだけでも,かなり救われる. 背景に人物領域を残しておくことによって,うまく切り取れなかった髪の毛などを自然に活かす.

モノクロ化

上記の結果を,そのままモノクロ化すると以下のようになる.

カラーに比べると,顔が暗い感じになっている. そこで,人物領域のみ追加で輝度をアップしておく. 下図中央を加算することによって,最終結果(下図左)を得る. 下図右は,博士2年以来,約6年間ずっと使ってきた顔写真. これにて,めでたく引退.



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©2002 Takeshi NAEMURA
Last modified: 2002/01/03 17:17:19 PST